現在の京浜急行電鉄の元となったのは、旧東海道川崎宿に近い六郷橋から川崎大師まで標準軌で開通した大師電気鉄道です。
大師電気鉄道は日本で3番目、関東では最初の電気鉄道会社でした。
創立時には安田財閥が人的・資金で援助したこともあり、そのため現在でも安田財閥の流れを組む芙蓉グループの一員となっています。
東京市電との相互乗り入れを目論み、軌間を開業時の標準軌から一旦は1372mmの馬車軌間へ改軌を行いますが、
後に子会社となる湘南電気鉄道による三浦半島方面の延伸線への乗り入れを行うために、再度標準軌に改軌されました。
1942年には陸上交通事業調整法に基づく戦時統合により東京急行電鉄に併合されますが、1948年に京浜急行電鉄、小田急電鉄、現・京王電鉄の3社に分離し、現在に至ります。
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